セントメリースキー場が復活か！OPENはいつ？

みやぎ蔵王セントメリースキー場は、2023-2024年のシーズンをもって35年の歴史に幕を閉じました。閉鎖に至った背景には、複数の要因が複合的に絡み合っています。

まず、ピーク時には年間15万人を超えていた来場者数が、近年では5万人程度まで減少していました。これは、スキー人口全体の減少に加え、レジャーの多様化などが影響していると考えられます。

次に、近年の温暖化による雪不足は深刻で、安定した積雪量の確保が難しくなり、営業日数も限られることがありました。今シーズンも当初は3月20日ごろまでの営業を予定していたものの、安定した雪が見込めないことなどから、3月3日で閉鎖することを決定しています。

また、施設の老朽化も進み、維持管理費が増加していました。これらの要因が重なり、スキー場の運営を継続することが困難になったため、閉鎖という決断に至りました。

セントメリースキー場が復活するかもしれない！

宮城県川崎町に位置していたみやぎ蔵王セントメリースキー場は、2023-2024年のシーズンをもって閉鎖されました。しかし、閉鎖後の跡地利用について、新たな展開が見えてきました。

地元のサービス業「さかたや」が優先交渉権を獲得

川崎町は、このスキー場の跡地活用に関して事業提案を公募し、その結果、地元のサービス業である「さかたや」が優先交渉権を獲得しました。「さかたや」からの提案は、冬期はスキー場として運営し、それ以外の季節は通年稼働の屋外体験施設とするというものです。特に冬のスキー場運営においては、ファミリー層や初心者、そして上級者の2つの層にターゲットを絞った運営を目指しているとのことです。

今後、川崎町と「さかたや」との間で、具体的な計画についての協議が進められる予定です。したがって、セントメリースキー場が以前と同じ形での復活ではないかもしれませんが、新たな形で再び利用できる可能性が出てきたと言えるでしょう。今後の協議の行方によって、スキー場がどのように復活するのか、詳細が明らかになっていくことが期待されます。今後の動向に注目していきたいと思います。